歯医者選びで失敗しない!ペースメーカーに配慮した医院の特徴と注意点を解説

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歯医者選びで失敗しない!ペースメーカーに配慮した医院の特徴と注意点を解説

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2025/06/06 歯医者選びで失敗しない!ペースメーカーに配慮した医院の特徴と注意点を解説

著者:はせがわ歯科医院

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ペースメーカーを装着していると、歯科医院での治療に不安を感じたことはありませんか。電磁波の影響による誤作動の心配や、麻酔による血圧変動、設備が整っていない医院での万が一のトラブル。そんな心配を抱えたまま通院をためらっている方は少なくありません。

 

実際、厚生労働省の報告によれば、歯科医院での医療事故のうち一定数は高齢患者や基礎疾患を持つ方に起こっており、特にペースメーカー装着患者にとって「安全な診療体制の有無」は、命に関わる重要なチェック項目です。

 

この記事では、歯科医療の現場で使用される治療機器とペースメーカーとの関係、クリニック側の対応体制、バリアフリー設備やAEDの設置状況、さらには電磁波対策済みの最新機器を導入している医院の情報まで、具体的に丁寧にご紹介していきます。

 

安心して通える歯医者を目指して – はせがわ歯科医院

はせがわ歯科医院では、患者様の健康な歯を守るため、丁寧なカウンセリングと的確な診療を行っております。一般歯科や小児歯科をはじめ、予防歯科や歯周病治療、審美歯科など幅広い診療を提供し、お口のトラブルを未然に防ぐことにも力を入れております。最新の設備と技術を活かし、痛みの少ない治療を心掛け、患者様が安心して通える歯医者を目指して環境を整えております。お口の健康についてお悩みの際は、はせがわ歯科医院へお気軽にご相談ください。

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ペースメーカー患者が歯科治療に感じる不安とは?

医療機器の電磁波による影響と具体的リスク

 

ペースメーカーを装着している方が歯科医院を受診する際に、最も不安に感じる点の一つが「治療機器から発せられる電磁波が、ペースメーカーに干渉するのではないか」ということです。このような不安は、決して根拠のないものではありません。実際に過去には、特定の医療機器によってペースメーカーの作動に一時的な影響が出たケースも報告されています。

 

歯科医院では、超音波スケーラー、電気メス、レーザー治療器など、電磁波を発生させる機器が多く使用されています。とくに口腔内に近接して使用する機器は、ペースメーカーの電極や本体に干渉しやすく、患者様にとっては慎重な対応が必要です。

 

日本循環器学会や日本不整脈心電学会のガイドラインによれば、最近のペースメーカーには一定の耐性が備わっているものの、すべての電磁波から完全に保護されているわけではないとされています。とくに高周波や強電磁場を発生させる機器の近くでは、注意が必要です。

 

安全性の目安を示すために、よく使用される歯科機器とペースメーカーへの影響を以下の表にまとめました。

 

機器名 電磁波の有無 影響リスク 対応策
超音波スケーラー あり 中〜高 手動スケーラーに切替
電気メス(高周波) あり 使用中止または主治医確認
レーザー治療器 あり 機種による 使用前に医師と確認
電動麻酔器 あり(微弱) 低〜中 最新型は影響少ない
手動スケーラー なし なし 安全に使用可能

 

治療中の機器使用時に誤作動の可能性は?

 

ペースメーカーを装着している方が歯科治療を受ける際、もう一つ注意すべき点が、治療中に使用される機器によってペースメーカーが誤作動を起こす可能性です。とくに、高周波電気メスや超音波スケーラーなど、電力が強く体に密着して使用される機器は、そのリスクが高いとされています。

 

高周波電気メスは、組織の切開や止血に使用される医療機器で、強い電磁波を発生させます。こうした電磁波が、ペースメーカーの感知回路に影響を及ぼし、一時的に作動を停止させるケースが報告されています。厚生労働省や医療機関の安全対策資料でも、こうしたリスクについての注意喚起がなされています。

 

また、超音波スケーラーもリスクのある機器の一つです。この機器は高周波振動を利用して歯石を除去するものであり、その振動による微弱な電磁波が、体内機器に干渉する可能性があります。とくに、ペースメーカーの装着部位が頸部や左胸上部に近い場合は、電磁干渉の影響が強く出る可能性があるとされています。

 

誤作動リスクを避けるために、多くの歯科クリニックでは以下のような対策を行っています。

 

  • 初診時にペースメーカーの種類・装着場所・型番を問診で確認
  • 超音波スケーラーの使用を避け、手動スケーラーに切り替える
  • 電気メスを使用しない治療法を選択
  • 心電図モニターなどで治療中の心拍を監視
  • 循環器内科と連携して情報共有を実施

 

また、ペースメーカーに対応した機器を導入している医院では、設備の充実度やスタッフの理解度が高く、治療中も安心して任せることができます。以下のような医院の対応が、患者様から高く評価されています。

 

対応内容 解説
AED設置 緊急時の心停止に備え
心電図モニタリング 心拍をリアルタイムで確認できる
電磁波対策済みの治療機器 機器メーカーと連携し安全性を確認済み
医科歯科連携 循環器科医と情報共有して最適な治療を実現

 

麻酔や抜歯時の体調変化・血圧への影響

 

ペースメーカーを装着している患者様にとって、歯科治療中に使用される麻酔は、非常に重要なポイントです。特に抜歯や根管治療、歯周外科などで使用される局所麻酔には、血圧や心拍に影響を与える成分が含まれていることがあります。

 

アドレナリン(エピネフリン)配合の麻酔薬は、血管収縮作用によって止血効果を高める一方で、交感神経を刺激し、血圧の急上昇や心拍数の増加を引き起こすことがあります。こうした反応は、ペースメーカーが正常に働いていたとしても、心臓に予期せぬ負荷をかける原因となるため、薬剤の選定には細心の注意が必要です。

 

ペースメーカー患者様に対して推奨される麻酔薬の種類を以下にまとめました。

 

麻酔薬の種類 主な成分 ペースメーカーへの影響 推奨度
リドカイン単剤 リドカイン 影響なし
メピバカイン メピバカイン 心血管系への刺激が少ない
アドレナリン配合剤 リドカイン+エピネフリン 血圧上昇のリスクあり

 

また、麻酔注射の際の急な血圧変動や緊張による心拍数の上昇を防ぐために、事前に十分な問診と説明を行うことが重要です。とくに、次のような流れで治療が行われている医院は、安全性の観点からも信頼されています。

 

  1. 問診票でペースメーカーの装着有無を確認
  2. 主治医と連絡を取り、投薬歴や疾患情報を共有
  3. 麻酔薬の選定を慎重に行い、必要ならアドレナリン無配合を選択
  4. 治療中は血圧・心拍数を定期的にチェック
  5. 治療後は安静時間を確保し、術後の体調を経過観察

 

受診前に絶対に確認したい!ペースメーカー患者が選ぶべき歯科医院の設備と対応体制

対応可能な医院の特徴(心電計・AED設置、医師の連携体制)

 

ペースメーカーを装着している患者様が歯科治療を受ける際には、一般の患者様以上に「安全性」に配慮された医院環境が必要です。とくに緊急時の対応能力や医療設備の有無は、命に関わる判断材料となります。そのため、医院選びにおいては、以下のような設備や対応体制を確認することが重要です。

 

まず注目したいのが、心電図モニターとAED(自動体外式除細動器)の設置です。心電図モニターは治療中の心拍数や不整脈をリアルタイムで把握でき、万一異常が発生した際には即座に対応が可能となります。また、AEDが設置されていれば、急変時の救命率が大幅に向上します。これらの機器の有無は、歯科医院の安全意識と対応力を端的に表すポイントです。

 

また、ペースメーカーを装着している患者様には、循環器内科医との連携も非常に重要です。歯科単独では判断が難しい症例もあるため、提携している病院や専門医との連携体制が整っているかを事前に確認することが望まれます。診療情報提供書や服薬情報を迅速に共有できる仕組みがある医院では、より正確で安全な診療が実現します。

 

以下のような設備や体制が整っている医院は、ペースメーカー患者様にとって信頼できる環境といえるでしょう。

 

設備または体制 内容
AED設置 急変時に即座に心停止に対応できる救命装置
心電図モニター 心拍変動をリアルタイムで把握し異常を即座に検知
血圧計常設 麻酔や治療中の循環器の安定を監視
医科歯科連携 循環器内科や主治医との情報共有が可能な体制
スタッフ教育 ペースメーカー対応に関する専門知識の習得済

 

バリアフリー・個室診療室・緊急対応設備の有無

 

ペースメーカーを使用している患者様の多くは高齢であったり、持病を抱えていたりするケースが少なくありません。そのため、歯科医院の物理的な環境や、プライバシーへの配慮も重要な判断基準となります。たとえば、スロープの設置や車椅子対応のトイレがあるかどうかは、通院のしやすさに直結します。

 

とくにバリアフリー設計がされている医院は、以下のような点で通院しやすく、安全性も高くなります。

 

1 車椅子や杖での移動がスムーズ
2 段差の少ない設計で転倒リスクが軽減
3 エレベーター完備で階段の昇降が不要
4 自動ドアや広めの廊下でスムーズな移動が可能
5 診療室内への介助者同席がしやすい

 

また、個室診療室を完備している医院では、治療中のプライバシーが確保されるだけでなく、周囲の機器からの電磁干渉を最小限に抑えるという観点でもメリットがあります。個室であれば心電図モニターや麻酔管理機器なども設置しやすく、医師との会話も遮られず安心して受診できます。

 

以下に、バリアフリーおよび設備の有無を確認するチェックリストを示します。

 

項目 確認内容
スロープ 入口やトイレに段差がなく移動が楽か
車椅子対応トイレ 広さ・手すり・自動水洗機能の有無
個室診療室 プライバシー配慮、電磁波干渉防止に有効
自動ドア・広めの通路 車椅子や付き添いとの同伴がスムーズか
駐車場・送迎サービス 高齢者の通院負担を軽減できるか

 

患者の立場別に見る医院選びのポイント

高齢者・家族付き添いが必要な方

 

高齢の患者様や認知機能・身体機能に不安のある方、また会話が困難な方にとって、歯科医院の設備や対応体制は治療の可否を左右する重要な要素です。歩行や乗降に補助が必要な場合、医院がバリアフリーに対応しているかは来院前に必ず確認すべきです。また、家族や介護者が付き添えるスペースの有無、車椅子での診療室へのアクセス可能性も欠かせません。

 

医院の受付や診療室で「付き添いが同席できない」「入口が階段のみ」「案内が口頭のみ」といった対応で困ったという声は少なくありません。そのため、以下のような設備・体制が整った歯科医院が高齢患者様に適しています。

 

設備・体制項目 内容
スロープ設置 階段を使わずに車椅子や杖でも安全に出入りできる
車椅子対応トイレ 十分な広さ・手すり完備・自動水栓など高齢者対応仕様
介助同席可能な診療室 診療室内に付き添いの方が一緒に入れる広さと構造
ゆっくり丁寧な説明体制 歯科医師・スタッフが簡潔で丁寧な説明を実施
看護師またはケア補助在籍 医療的介助や声かけに対応できるスタッフが常駐

 

また、高齢患者様が通いやすい医院には共通して以下のような配慮も見られます。

 

  1. 電話予約やWEB予約に不慣れな方のために対面受付を柔軟に対応
  2. 診療中に緊張が高まる方のため、心電計モニタリングを併設している
  3. 説明を1回で理解できない方向けにイラストや紙で説明資料を提供

 

通院頻度が多い方(歯周病・入れ歯治療中)

 

歯周病や入れ歯治療は、一度の治療で完結しないケースがほとんどです。歯周病の治療は再評価・スケーリング・ルートプレーニング・メンテナンスといった複数のステップがあり、入れ歯に関しても調整や洗浄、装着後の不具合確認など、長期的な通院が必要です。

 

そのため、頻繁な来院が見込まれる患者様にとっては「通いやすさ」が医院選びの決定打になります。特に重視したいのが以下の5項目です。

 

  1. 駅から徒歩5分圏内または駐車場完備
  2. 診療時間が幅広く、夜間や土日診療対応可能
  3. ネット予約やLINE予約など即時対応可能なシステムがある
  4. 診療ごとの費用が明確で、追加料金が発生しにくい
  5. 予防歯科・クリーニング専任の歯科衛生士が在籍

 

これらの条件が整っていないと、予定の調整が難しくなったり、予約のたびに電話が必要になったりするため、患者様にとって大きな負担となります。

 

評価項目 理想的な条件
アクセス性 駅近または駐車場・駐輪場あり
診療時間 平日夜間・土曜・祝日も対応
予約方法 ネット予約・LINE予約対応
治療費の透明性 初回に治療プランと目安金額を提示
通院継続の工夫 予約リマインド・キャンセル対応・通院管理アプリなど導入

 

持病が複数ある方(糖尿病・高血圧併発)

 

糖尿病や高血圧といった生活習慣病を複数抱えている患者様にとって、歯科治療には特別な配慮が必要です。これらの疾患は出血しやすさ、感染リスク、血圧の急変など、治療中の身体への負担を大きくします。また、歯周病との相関関係も医学的に証明されており、口腔と全身の健康が密接に結びついていることから、歯科医院の選定は慎重を要します。

 

特に、以下のような対応体制を備えた歯科医院が理想的です。

 

対応項目 内容
医科歯科連携体制 内科主治医と連携し、服薬情報や疾患状況を共有
血圧・血糖の測定 診療前後に測定し、異常があれば処置を見合わせる
麻酔薬の選定 高血圧患者にはアドレナリン非配合麻酔を使用
抗菌薬の事前投与 感染リスクを考慮して処置前に抗菌薬の処方を行う
緊急時の対応計画 AED設置、スタッフの救命講習受講済み、連携医療機関あり

 

これに加えて、持病のある方は以下のような疑問を持ちやすい傾向があります。

 

  • 糖尿病があると抜歯後の治癒が遅れるのか
  • 血圧が高めの日はキャンセルすべきか
  • 内服薬は歯科治療当日も服用してよいか
  • 感染症対策はどうしているか
  • 術後の体調変化はどうモニタリングされるか

 

まとめ

ペースメーカーを装着している方にとって、歯科治療は想像以上に不安の多いものであるかもしれません。特に、電磁波の影響や麻酔使用時の体調変化、院内設備が整っているかどうかは、命に関わるリスクと隣り合わせです。

 

記事内では、医療機器による影響や誤作動リスク、また麻酔や抜歯時の血圧変動など、ペースメーカー患者特有の注意点を詳細に解説しました。さらに、心電計やAEDの設置、医科歯科連携体制のある医院の選び方、電磁波対策済み機器の導入状況など、安全に診療を受けるための医院の条件についても紹介しています。

 

また、患者の立場や通院頻度、持病の有無などに応じた医院選びのポイントも取り上げました。通院しやすい立地や予約システム、バリアフリー設計、専門医の在籍状況など、各読者が自分に合った医院を見極めるために必要な情報を、具体例とともに整理しています。

 

厚生労働省の医療安全情報にもとづき、ペースメーカー患者の安全な通院を守るためには、歯科と医療の総合的な連携体制が欠かせません。万が一の事態に備えるためにも、情報を正しく理解し、適切な医院を選ぶことが重要です。

 

この情報を知っているかどうかで、あなたやご家族の命を守る判断が変わる可能性があります。安心して通える歯科医院選びの一助として、ぜひ本記事の内容を今後の参考にしてください。

 

安心して通える歯医者を目指して – はせがわ歯科医院

はせがわ歯科医院では、患者様の健康な歯を守るため、丁寧なカウンセリングと的確な診療を行っております。一般歯科や小児歯科をはじめ、予防歯科や歯周病治療、審美歯科など幅広い診療を提供し、お口のトラブルを未然に防ぐことにも力を入れております。最新の設備と技術を活かし、痛みの少ない治療を心掛け、患者様が安心して通える歯医者を目指して環境を整えております。お口の健康についてお悩みの際は、はせがわ歯科医院へお気軽にご相談ください。

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よくある質問

Q. 歯科で使われる医療機器はペースメーカーにどれほど影響しますか?

A. 高周波電気メスや一部の超音波スケーラーは、ペースメーカーと電磁干渉を起こす可能性があります。実際、医療研究において一部の症例では不整脈や動作停止のリスクが報告されており、厚生労働省の医療安全情報にも指摘されています。ただし、最近ではNSKやYOSHIDA製の電磁波対策済み機器の導入が進み、影響を最小限に抑えた診療が可能なクリニックも増えています。

 

Q. 予約時にペースメーカーの装着を伝えなかった場合、治療は受けられますか?

A. 基本的には来院時に医師や歯科医師へ直接申告すれば対応可能です。ただし、予約時点でペースメーカーの型番や主治医の連絡先を伝えておくことで、医院側がより安全な治療準備を整えることができます。WEB予約フォームや電話予約の際には、必ず「診療内容」「装着機種」「服薬中の薬」の3点を明記するのが望ましく、情報不足により当日の治療が見送られるリスクもあるため注意が必要です。

 

医院概要

医院名・・・はせがわ歯科医院
所在地・・・〒416-0901 静岡県富士市岩本132−15
電話番号・・・0545-65-6600

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