歯医者の型取りで後悔しないための治療準備と医院選び方!

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歯医者の型取りで後悔しないための治療準備と医院選び方!

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2025/07/06 歯医者の型取りで後悔しないための治療準備と医院選び方!

著者:はせがわ歯科医院
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歯医者で型取りと聞いて、不安を感じる方は少なくありません。特に嘔吐反射が強い、スキャナーよりトレーが苦手、型取りの時間が長くて苦しいなど、患者の悩みは多岐にわたります。治療の中でも型取りは、被せ物やインプラント、矯正の精度を大きく左右する非常に重要な工程であり、誤差は虫歯再発や装着トラブルの原因にもなりかねません。

 

実際、歯科の現場では模型の精度や材料の選定、印象時の口腔内状況が、治療の成否を左右すると言われています。たとえば、光学スキャナーの導入により嘔吐リスクが下がったり、トレーの形状や印象材の粘度を工夫することで負担を減らす医院も増えています。

 

型取りでパニックになったらどうしよう、医院ごとに精度や対応が違うって本当なのかと不安を感じている方にこそ、この記事を読んでいただきたいのです。

 

安心して通える歯医者を目指して – はせがわ歯科医院

はせがわ歯科医院では、患者様の健康な歯を守るため、丁寧なカウンセリングと的確な診療を行っております。一般歯科や小児歯科をはじめ、予防歯科や歯周病治療、審美歯科など幅広い診療を提供し、お口のトラブルを未然に防ぐことにも力を入れております。最新の設備と技術を活かし、痛みの少ない治療を心掛け、患者様が安心して通える歯医者を目指して環境を整えております。お口の健康についてお悩みの際は、はせがわ歯科医院へお気軽にご相談ください。

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歯医者の型取りとは

歯科医院で型取りと聞くと、多くの方が不安や緊張を感じるかもしれません。実際に、口の中に大きなトレーを入れられてじっと待つ経験は、快適とは言えないものです。しかし、この型取りという工程は、さまざまな歯科治療にとって非常に重要な意味を持っています。特に被せ物やブリッジ、インプラント、矯正治療など、精密な仕上がりが求められる治療では、患者の口腔内の状態を正確に再現する必要があります。

 

矯正治療においても、口全体の歯列を記録する目的で型取りが行われます。装置の設計だけでなく、経過観察や治療前後の比較にも用いられるため、データとしての重要性も高いです。最近では光学スキャナーを使用して歯列をデジタルデータ化する方法もありますが、用途や症例によっては従来のシリコン材料を使った型取りが最適なケースも少なくありません。

 

治療内容によっては、型取りが1回で済むこともありますが、補綴物の精度を高めるために複数回にわたるケースもあります。そのため、型取りには以下のような理由が明確に存在します。

 

型取りが必要な代表的な治療とその目的

 

治療名 型取りの目的 主な使用方法
被せ物 削った歯に合う補綴物を精密に作製する セラミックやレジン製のクラウン装着に必要
ブリッジ 失われた歯を支える両隣の歯にフィットさせる設計のため 支台歯とダミー部分をつなぐ構造の正確な設計に必須
インプラント 埋入した人工歯根に上部構造を正確に装着するため アバットメントと人工歯の一体設計
入れ歯 歯ぐきと残存歯にフィットするよう全体の形状を記録する 完全義歯・部分義歯ともに高精度な適合性を目指す
矯正装置 歯列全体の正確なデータ取得により装置の設計や位置調整を可能にする マウスピース型・ワイヤー矯正どちらでも必要な工程

 

歯の型取りに使用する素材にも種類があります。従来はアルギン酸や寒天などが多く使われてきましたが、近年ではシリコン系材料の使用が増えています。これにより、時間が経過しても変形しにくく、患者の負担も軽減できるメリットがあります。また、型取り時間は平均して数分以内で終わることが多く、苦しい思いをするのはごく短時間で済みます。

 

歯医者の型取りが苦しい、気持ち悪い理由と対策

歯医者で型取りを受けた際、息ができなかった、吐きそうになった、パニックを感じたといった不快な経験を持つ方は少なくありません。このような症状の主な原因は、嘔吐反射や呼吸のしづらさにあります。これらは決して稀な反応ではなく、身体的・心理的な要因が複雑に絡み合って起きている現象です。とくに型取りに対して強い不安を感じている人ほど、このような症状が現れやすい傾向があります。

 

まず、身体的な要因として最も大きいのが嘔吐反射です。これは、口の奥や喉の近くに物が触れたとき、異物を排除しようとする防御反応の一種です。トレーや型取り材が上あごや舌の奥に接触した際に、無意識にえずいてしまう現象がこれにあたります。嘔吐反射の強さには個人差があり、生理的に反射が出やすい体質の人は、どんなに短時間であっても強い不快感を覚えます。

 

心理的な側面も重要です。以前に型取りでつらい思いをした経験がある場合、それがトラウマとなり、次の型取りでも反射的に拒否反応が出るケースがあります。また、歯科治療そのものに対する恐怖感(いわゆる歯科恐怖症)を抱えている方は、型取りの瞬間に強い緊張が高まり、心拍数が上昇し、呼吸が浅くなりやすくなります。緊張と身体の不快感が重なり、結果的に苦しい気持ち悪いといった感覚に直結するのです。

 

こうした反応は、自律神経系とも深く関わっています。交感神経が優位になると呼吸は浅く速くなり、嘔吐反射も強く出やすくなります。そのため、リラックス状態を維持することが非常に重要になりますが、現実的には医療行為中にそれを保つのは簡単ではありません。

 

以下は、嘔吐反射や息苦しさの原因を整理した一覧です。

 

主な原因 内容の説明 対応のヒント
嘔吐反射 舌の奥や軟口蓋への刺激により起きる反射反応 トレー位置や素材の工夫、光学スキャナーの活用
呼吸困難 トレー挿入時に鼻呼吸がしづらく、息苦しさを感じる 鼻づまり対策、事前の深呼吸練習
過去の体験 以前の型取りでの不快感がトラウマとなる 優しい声かけや段階的アプローチで安心感を提供
歯科恐怖症 治療そのものに対する恐怖で身体が緊張状態になる 安心できる環境づくりと患者ペースの尊重
自律神経の反応 緊張で交感神経が過剰に働くと、反射や息苦しさが起きやすくなる リラックス誘導、診療前の心理的ケアの強化

 

型取りが不安な方へ

歯医者で型取りが苦手な方や、従来のシリコン印象材での気持ち悪さや嘔吐反射を経験した方にとって、最新の口腔内スキャナー技術は大きな安心材料です。光学印象とは、従来の物理的な型取りとは異なり、光やカメラを用いて口腔内のデータを高精度にスキャンし、デジタル上で歯型を再現する技術です。これはデジタルデンティストリーの進化を象徴する技術で、苦手意識のある方や型取りに不安を感じる患者にとって革新的な選択肢となります。

 

この光学印象の主な特徴は、型取りの不快感が大幅に軽減されるという点にあります。従来のトレーと印象材を使った型取りでは、口を大きく開けた状態で数分間じっと耐える必要があり、息苦しさや嘔吐反射、さらにはパニック状態を引き起こすことがありました。しかし、口腔内スキャナーによるデジタル印象では、ペン型のスキャナーを口の中で軽く滑らせるだけで、上下の歯列や咬み合わせのデータをすばやく、かつ正確に取得できます。

 

光学印象に使用される代表的な口腔内スキャナーには、以下のような機種があります。

 

装置名称 特徴 活用範囲
iTero 高精度かつ迅速なスキャンが可能。矯正治療やインプラントにも対応 マウスピース矯正、クラウン、ブリッジ、インプラント
TRIOS 高速スキャンとカラー表示が可能。リアルタイムで歯列を3D表示 被せ物、矯正装置の設計、噛み合わせ分析
セレック スキャンから補綴物の設計・製作まで一貫して行えるシステム 即日修復、クラウン製作、部分補綴

 

これらのスキャナーは、精密な歯型データを取得できるだけでなく、その場で技工所や専門機関へデータ送信が可能なため、補綴物の製作スピードも向上します。物理的な模型のやりとりが不要となり、トラブルや紛失のリスクも低減されます。また、デジタルデータであるため、将来的な治療や再製作の際にも再利用しやすく、長期的な患者管理にも有効です。

 

現在では、スキャナーの性能向上とともに、治療精度も飛躍的に高まりました。以前は光学印象は補綴物の精度にやや難があるとされていましたが、最近ではスキャン解像度やソフトウェアの改良により、クラウンやブリッジ、マウスピース矯正装置の設計精度が著しく改善されています。データの解析や補正もAI技術の活用でさらに正確になっており、複雑な症例にも対応できるようになりました。

 

歯科医院によってはまだ導入していないケースもありますが、光学印象の技術は急速に普及しつつあります。とくに歯科治療に対して強い不安感を持つ方、以前の型取りで強い違和感を感じた方にとって、光学スキャナーは有力な選択肢になります。歯医者で型取りが怖いまた吐きそうになるのではと不安を抱えている方は、一度口腔内スキャナーの導入有無を確認し、相談してみることをおすすめします。

 

歯医者の型取りで後悔しないための医院選びのポイント

歯医者で型取りを行う際、多くの方が注目しがちなのは治療の技術や痛みの有無ですが、実は医院選びで決して見落としてはならないのが、衛生管理と滅菌体制です。なぜなら、型取りに使用するトレーや印象材、さらには口腔内に入る器具の衛生状態が不十分であれば、感染リスクが生じるだけでなく、治療後のトラブルや炎症につながる可能性もあるからです。患者にとっては見えにくい部分であるためこそ、信頼できる設備と対策が整った歯科医院を選ぶことが、安心と満足につながります。

 

まず確認すべきなのは、使用される滅菌器の種類と性能です。歯科医院では、患者ごとに使用する器具をしっかりと消毒・滅菌し、感染予防に努める必要がありますが、その滅菌方法にはいくつかの種類があります。とくに高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)は、歯科用器具の滅菌で最も広く用いられる方式であり、一定の温度と圧力で細菌やウイルスを死滅させる効果が認められています。ただし、一口にオートクレーブといっても、性能や対応できる器具の種類には大きな差があります。

 

以下に、滅菌体制の違いと医院選びのポイントを整理した表を示します。

 

滅菌レベルの違い 使用される主な装置 特徴やメリット チェックすべきポイント
高度(クラスB) 高圧蒸気滅菌器(クラスB規格) 中空の器具や複雑な形状も完全滅菌可能。全患者に清潔な器具を使用できる クラスB規格を採用しているか。消毒だけでなく滅菌を行っているか。
中程度(クラスS) 高圧蒸気滅菌器(クラスS規格) 一部の器具に対応。複雑な器具は滅菌対象外の場合あり 使用可能な器具の範囲が限定されていないかを確認する
基本(クラスN) 高圧蒸気滅菌器(クラスN規格) シンプルな器具のみ滅菌。内部に空洞がある器具には対応不可 対象器具が限定されており、完全な滅菌ができない可能性がある
低(未使用) 消毒液・簡易消毒のみ 菌やウイルスを死滅させる効果は期待できない 滅菌処理を行っていない、もしくは消毒で代用していないか要確認

 

型取りの前後に知っておきたい準備と注意点

まず服装についてですが、できるだけリラックスできる動きやすい服装がおすすめです。型取りは診療台に仰向けに寝た状態で行われるため、締め付けが強い服装や、襟が高く首回りがきつい服を着用していると、型取り中に圧迫感や呼吸のしづらさを感じる原因になります。特に冬場のタートルネックやパーカーのフード付き衣類は、背中や首が浮いてしまい、診療台にうまくフィットせず姿勢が不安定になるケースが多いため、避けた方が良いです。柔らかい素材のTシャツやシャツ、ジャージ素材の服装など、首元や腰回りがゆったりした服装が理想的です。

 

次に、眼鏡やコンタクトレンズについてです。型取り時には、上を向いた状態で長時間口を開けている必要があるため、眼鏡をかけているとズレてきたり、治療器具と干渉したりする恐れがあります。とくに光学スキャナーなどの機器を使う場合、視線の角度や目の周辺のスペースに配慮が求められるため、治療前には眼鏡を外すよう求められることが多いです。そのため、コンタクトを使用している方は装着したままで問題ない場合がほとんどですが、長時間の診療になることが想定される場合は、使い捨てのコンタクトを使用するか、ケースや保存液を持参して一時的に外す準備をしておくと安心です。目の乾燥が気になる方は、診療前に人工涙液を点眼しておくことも効果的です。

 

また、歯の型取りを受ける前に持っていくべき持ち物としては、健康保険証や診察券のほかに、以下のような物があると非常に役立ちます。

 

持ち物の種類 理由や目的 医院側の設備と兼ね合い
コンタクト保存ケース 診療時に外す必要がある場合の保管用 一部医院では専用ケースの提供なし
ハンカチ・タオル 型取り後に口周りが汚れる、または唾液が出やすい場合に対応可能 洗面設備がない医院もある
飲料水 緊張や長時間の開口による喉の乾き対策 診療室では飲食できないことが多い
メガネケース 眼鏡の取り外しが必要な場合、安全に収納できる 備え付けのトレイなどがない医院もある
筆記用具・メモ帳 治療の説明や注意事項のメモに役立つ 口頭説明が中心の医院もある

 

まとめ

歯科治療における型取りは、被せ物やインプラント、矯正、入れ歯など多くの治療の成否を左右する極めて重要な工程です。型取りの精度が低ければ、装着時にずれが生じたり、虫歯の再発や違和感など、患者の負担が大きくなります。近年では光学スキャナーの導入や印象材の進化により、嘔吐反射や不快感を抑えた型取りも可能になってきました。

 

患者の中には型取りの時間が苦しい、何分も息ができなくてパニックになった、材料のにおいで気分が悪くなるといった悩みを持つ方も少なくありません。実際、厚生労働省の医療安全データでも、歯型取り中の不快症状や処置中の体調変化は一定数報告されています。だからこそ、医院側の説明と設備環境、そして配慮が求められるのです。

 

医院選びでは、スキャナーの有無だけでなく、トレーの形状や印象材の選択、滅菌体制や衛生管理の徹底状況まで確認しておきたいポイントです。とくに感染予防の観点では、滅菌器の種類や運用ルールが明文化されている医院のほうが、安心して治療に臨めるはずです。

 

ただの型取りと考えてしまうと、あとで後悔する可能性もあります。口腔内というデリケートな環境に直接関わる工程だからこそ、自分に合ったスタイルの医院を選び、準備を整えて臨むことが、治療成功への近道といえるでしょう。今後の診療で無駄な時間や負担を避けるためにも、正しい知識を得ておくことが大切です。

 

安心して通える歯医者を目指して – はせがわ歯科医院

はせがわ歯科医院では、患者様の健康な歯を守るため、丁寧なカウンセリングと的確な診療を行っております。一般歯科や小児歯科をはじめ、予防歯科や歯周病治療、審美歯科など幅広い診療を提供し、お口のトラブルを未然に防ぐことにも力を入れております。最新の設備と技術を活かし、痛みの少ない治療を心掛け、患者様が安心して通える歯医者を目指して環境を整えております。お口の健康についてお悩みの際は、はせがわ歯科医院へお気軽にご相談ください。

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住所 〒416-0901静岡県富士市岩本132−15
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よくある質問

Q.インプラントや矯正などの治療では型取りの精度が重要と聞きましたが、なぜですか?
A.インプラントや矯正では装着物が長期にわたり口腔内に存在するため、歯型の精度が適合性に直結します。少しのズレが虫歯の再発や咬み合わせの不調に繋がることもあり、精密な型取りが不可欠です。光学スキャナーによるデータ型取りでは数ミクロン単位で歯列を再現でき、被せ物やブリッジの安定性にも大きな違いが生まれます。

 

Q.医院によって使用する型取りの器具や衛生管理に違いはありますか?
A.はい、医院ごとに使用する滅菌器の種類や印象材、トレーの品質には明確な違いがあります。たとえばクラスBの高圧蒸気滅菌器を使用している医院では、印象トレーや口腔内器具の微生物残留リスクが極めて低く、安心して診療を受けられます。また、使用する材料の質によって型取りの精度や装着物のフィット感も変わるため、医院選びの際は衛生管理体制や使用設備に注目することが大切です。

 

医院概要

医院名・・・はせがわ歯科医院
所在地・・・〒416-0901 静岡県富士市岩本132−15
電話番号・・・0545-65-6600


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